自走式立体駐車場の特徴は駐車をする車両が場内を自ら走行すると言う点になります。そのため一般の平面駐車場とは異なり、それぞれの階を移動するためのスロープを螺旋状に設置する必要があり、その高さや幅を十分に考慮した上で設計をしなければならないと言う問題があります。近年では国産車の種類も非常に豊富になり、その中には車幅や全長が外国車並みに大きいものも数多く登場するようになりました。そのためこれらの状況を踏まえて十分に余裕を持って場内の幅を設定しなければならず、同時にスロープの角度も考慮しなければなりません。
従来の日本車は比較的外国車に比べ小型のものが多かったことや、1部には輸入車が存在していたもののこれを利用している人は少なかったことから、多くの自走式立体駐車場では外国車が入庫できなくても大きな支障はありませんでしたが、現代ではこの条件を満足しないと様々な問題を生じることになるので注意が必要です。さらに近年の自走式立体駐車場でポイントになるのが、その高さです。最近では軽自動車でも非常に全高が高い車両が増えており、従来の自走式立体駐車場では入庫をすることができないと言うケースも多くなっています。これも同様に様々な問題を生じることがあるため、十分に考慮しなければいけないポイントです。
特に過去に作られた自走式立体駐車場の場合には現代の自動車の基準に合っていないものも多いため、この点を十分に意識した上で必要に応じて改修を行うなどの対策が必要です。自走式立体駐車場のことならこちら